Arbeiten in Deutschland
ドイツで働く

bakery w640ドイツでワーキング・ホリデー

文化の異なる国々で最大12ヶ月滞在して,あらゆることを体験できる機会を18~30歳の若者たちに与えるプログラムであるワーキングホリデー。滞在中の費用を自分で賄うことができるように,労働許可・滞在許可が簡略化されてペアになったビザとも云えるでしょう。

日本がワーキングホリデー協定を結んでいるヨーロッパ内の国は,フランス,ドイツ,イギリス,アイルランド,デンマーク,ノルウェー,ポーランド,ポルトガル,スロバキア,オーストリア。
ドイツとワーキングホリデーの協定が結ばれている国々は,アルゼンチン,オーストラリア,ブラジル,チリ,イスラエル,韓国,ニュージーランド,台湾,そして日本です。ドイツ・カナダ間や日本・英国間では,類似したプログラムである Youth Mobility もありますが,日本が外交関係を持っている200近い世界の国々の中でわずかこれだけ。韓国やブラジルなどは多少の制限がありますから,世界中を自由に往来できる日本の若者はとてもラッキーです。

ぜひ活用したい,一生に一回だけ発行されるプログラム

渡独前に在外ドイツ公館だけではなく,日本国籍を所有している人は,海外(欧州諸国)のドイツ公館でもワーキングホリデー・ビザを取得することができ,またノービザ,つまり観光ビザで渡独してから申請することもできます。さらに,50ユーロ程度の申請手数料が必要ですが,どういうわけか日本人に限って手数料が無料(ドイツで申請する場合)になりましたので,とても恵まれています。
しかし,一生に一回のみ発行されるビザです。

逆に云えば,ドイツでの滞在労働が簡単にできるだけに,多くの若者が単に遊び目的で渡独して来たり,日本人しかいない職場で日本語しか使わなかったり,日本人のみと付き合って1年間を過ごしてしまう人たちも多いようです。
やはり,ドイツのワーキングホリデーは,ドイツ社会およびドイツ人の中に入り込んだ体験に臨んで欲しいものです。
また,以前は安い労働力としてワーキングホリデーの若者たちを積極的に雇用する使用者も結構いましたが,例外が認められている研修生(Auszubildende)や実習生(Praktikant)などを除き,ドイツにも最低賃金制が導入され,来年2017年からは時給 8.84 ユーロに上がりますので,仕事を見つけることはやや難しくなる可能性もあります。

 現地(ドイツ)でワーキングホリデービザの申請 

申請場所は,都市では外人局(Ausländerbehörde/Ausländeramt)と呼ばれる役所の部署です。電話またはインターネットでアポイントメント(Terminvereinbarung)を取った後,本人が直接,役所で申請します。代理人申請はできません。

 必要書類

  • 有効パスポート
  • バイオメトリック写真(35mm X 45mm),1枚
    写真屋で撮影した身分証明書用の写真は規定に合致していますが,所持写真や自分で写真を撮る際はサイズだけではなく標準規定もチェック要。
    参考:  パスポート写真(ドイツ連邦内務省)
  • 最低2000ユーロの所有金の証明(銀行口座の残高コピーなど,現金不可)
  • 健康保険(ドイツの健康保険,滞在期間中の海外旅行保険など)
  • ビザの申請書(日本語なし,独英仏語フォーム
  • 住民登録証またはアパート賃貸契約書
    * ドイツでは新たな住所に転居したら(外国人だけではなく誰でも)2週間以内に最寄の区役所・市役所などで住民登録を提出しなければなりません(ホテルなどでも可)
  • 航空券(または予約証明)* 条件には含まれていませんが,必要だと思った方がいいようです。

   参考リンク

 在日ドイツ大使館(ワーキングホリデーについて)
 日本ワーキングホリデー協会

 有意義な滞在にしたいワーキングホリデー

就労期間と職種

許可された滞在期間(通常は12ヶ月)を超えない限り,労働時間(日数)の制限,ならびに職種に対する制限や条件もありません。

ワーキングホリデー滞在を始めるまで

現地に知り合いなどがいる人は,いろいろな面で助けてもらえるかもしれませんが,ドイツでは英語は北ヨーロッパの中ではまだまだ外国語。ドイツ語ができないと大変かもしれません。
それでも頑張って自力で行なうのが理想的ですが,失敗して無駄な1年を過ごしてしまうというリスクもあります。また,安全といわれていた北ヨーロッパですが,最近は日常の生活環境でも予断を許さない状況になりつつあります。
そのようなヨーロッパの現地の事情に通じた,語学留学やワーキングホリデー滞在の世話を請け負うエージェンシーもいくつかあるようですので利用するのも一案です。 

 エージェンシーを利用した人の体験談 

school photo私 がワーキングホリデーに挑戦しようと思ったきっかけは、日本での社会人経験が海外でどのくらい通用するのか挑戦してみたかったからです。
EFを通してはじめの4か月間を語学学校で過ごしました。EFの語学学校に通ってよかった点は、アジア人の割合が低く、その代わり南米や欧州の生徒が多かった点です。普段知り合う機会の少ない国の学生と交流ができました。語学学校にいる間はホームステイだったので、時間をかけてアパートを探すことができました。本格的にバイトを始める少し前に、クラスメイトからシェアハウスを紹介してもらいました。インドネシア、ブラジル、ペルーなど多国籍なシェアハウスでした。

初めてのバイト先は、語学学校内のJOB CLUBを利用してバイト先を見つけました。JOB CLUBはEFの学校内で行っている面接の練習や履歴書の添削をしてくれるサポートです。探し始めて約1か月で、最初のバイト先を見つけました。その後は飲食店、販売の仕事や、合間の時間を使って在宅で翻訳のバイトもしました。

ワーホリを通して世界観が大きく変わり、もっと海外に出て自分の可能性を拡大させていきたいと思うようになり、海外で働いた経験が大きな自信につながりました。今後も海外とのネットワークを広げていきたいと思っています。日本では体験できないことを海外で経験する事は、生涯の財産になります。海外での生活は自分の価値観や世界観を変える事のできる経験です。私はワーホリの1年間、現地での生活や就労を経て、考え方が180度変わりました。20代でしかできない事なので、ぜひ多くの皆さんにチャレンジしてほしいと思います。

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