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car mechnic w640ドイツで車を購入

ドイツ企業でも雇用と同時に社用車を用意してくれる会社は結構ありますが,ドイツ生活の開始と共に自動車購入を考える普通の人たちも多いと思います。

希望の車種が決まっている人は,言語の問題を除くと,探すのはさほどむずかしくはありませんが,一般人は,とにかく後悔しない購入をするために,まず構える人が多いはずです。

大きく分けて,リース,新車,中古車,カーシェアリング,となりますが,中古車の方が新車よりも常に安いとも限りません。ほとんどのディーラーは利子ゼロのクレジット販売を謳っていますが,逆にいえば,現金で購入すると10-20%安くなるので,一括購入できる人はぜひ交渉しましょう。
また,分割払いで購入する場合,ディーラーが提供する自動車ローンは最終的に支払う金額が通常は高くなるので,取引銀行から借入できるようであれば,最終支払いコストの比較をお奨めします。

しばらく前までは,日本人と比較してドイツ人は車の所有年数が明らかに長いでしたが,最近は平均でも6年から8年ですので,十分走る中古車がかなり安く手に入ると共に,新車もわずか登録1年で平均3分の1安くなります。しかし,登録5年を経た中古車でも平均5割しか価格は下がらないので,新古車(?)購入が最も得と云われる所以です。
車に詳しく,度々買い換えている(貧乏ではない)ドイツ人は,走行距離の少ない登録1-2年の自動車,および多くの企業やディーラーが1年から1年半で手放す新古車を狙うようです。
しかし,新車の購入では,色,シートなどの内装,付属品ほか,自分の希望に応じたオーナーメイドの車が得られるのに対し,3割安くても不要で高価な付属品など,何らかの妥協をせざるを得ないことがほとんどなので,どちらが得かとは言い切れない部分もあります。

ドイツで毎年新たに登録される乗用車は平均,約300万台の新車および約700万台の中古車となっています。

autohaus w640ディーラーで購入

ディーラーでの購入は個人取引よりも高くなりますが,中古車でも保証期間は保証条件に基づいて無償で修理,また日本語が通じるディーラーならば安心感もあるかも知れません。

欠陥に対して法規で定められている品質保証期間は2年間ですが, 状況に応じて1年間までの短縮も許可されています。また,ディーラーは欠陥車を販売してはならないことになっているので,販売後6ヶ月以内に欠陥が発見された場合は,販売時に欠陥がなかったことを証明する義務がディーラーにあります。ディーラーがそれを証明できない場合,ディーラーは,車を同価格で引き取るか,一定料金を払い戻すか,修理するか,買った側の選択に応じることになります。
ディーラーの自動車は2年間の保証付き(最低1年)で販売されますが,保証内容や条件はさまざまなので必ず目を通してください。また,保証期間の短縮を提示された場合でも,基本的に2年保証を主張することを推奨します。

いずれにしても複数のディーラーを廻って比較することは必要です。
また,多くの日本人にとっては,(ドイツ語の)言語や(日本的な)性格でむずかしいとは思いますが,次のような心の準備をしておきたいものです。

● ディーラーが提示した条件をすぐに受け入れない
● 車や試運転に満足しても,喜びの気持ちを抑え,車の各部をチェックしながら,やや不満足な点をいくつか指摘する。
● 最終的な合意に達したら,改めて付属品や点検などの無償サービスなどについても尋ねる。

個人広告による購入

インターネットで多様・膨大な数の自動車を選択できるようになった反面,不具合や損傷を隠して,修理代がかさむ自動車が多く販売されているのも事実ですので,個人広告を介した購入は車に詳しい人に限られた(または助けてもらう)選択肢だと思います。
因みに,インターネットの中古車売買でFinanztip/Stiftung Warentestなどで信頼性が高いポータルサイトとして評価されているのは,
mobile.de
Autoscout24
また,中古車を販売しているサイトを検索するポータル Autouncle があります。

tachometer w640個人取引で特に多いのが,タコメーターの総走行距離の操作です。総走行距離が少ないと好条件になるため,インターネット上でも「タコメーター,いくらで変更します」的な闇サービスが増え,その結果,総走行距離を少なくして車を売る人が増えているわけです。
ディーラーではないと思われますが,それでも一応,過去の点検時の走行距離と現走行距離を点検記録帳でチェックしましょう。

いずれにしても,探す前に,遅くとも購入前に,欲しい車の相場の価格を調べておくことは必要です。
雑誌「Auto, Motor und Sport」
インターネットならば,
https://www.wirkaufendeinauto.at/auto-preisvergleich/

試運転

試運転は必ず行ってください。自動車に詳しい人が伴ってくれるとベストですが,そうでなくても「言った言わないを防ぐ」何らかの証人として,誰かがいると安心です。
試運転は,車がよく見えるだけではなく,知らない車の運転の安全性の上で,日中にしましょう。また,何らかの不穏な音をよく聞き取れるように,住宅街のようにゆっくり走れる道路の方が良いと云われています。

signature w640自動車購入の契約書に署名

個人売買の場合は,納得して買ったらおしまいで,翌日に故障しても売り手に保証義務はありません。とは云っても,売る側の説明に嘘があった場合は責任は発生します。そのときのために契約書は欠かせず,両当事者が署名した署名は法的効力があります。
登録10年以上,走行10万キロ以上の車の場合は「ただ走る」車になることも考えられますが,それでも事故車ではないこと(または事故車をいつ,いくらで修理した),そして燃費などのメモでも残すことは一般的に行われています。
それで,売る側が契約書を用意していない場合を想定して,買う側も持っていくと良いと思います。買う場合は特に,相手の身分証明書を提示してもらって契約書に記された部分と同じことを確認してください。
売買の両者が互いに身分証明書(Personalausweis)を提示して下記の事項が売買契約書の記載と同じことを確認(または書き込む)します。

● 氏名(姓,名) 
● 現住所
● 身分証明書番号および管轄局(Personalausweisnummer, ausstellende Behörde)
● 車の製造社名および車種(Hersteller des Wagens, Modell des Wagens)
● 車検番号(Nummer der Zulassungsbescheinigung)
● 最初の登録日(Datum der Erstzulassung)
● 次回の点検予定日(nächste Hauptuntersuchung)
● 自動車証明番号(FIN: Fahrzeug-Identifizierungsnummer)

交通法専門弁護士団体が作成した標準の契約書の雛形はインターネットからダウンロードできます。
Verkehrsanwälte

また,ADAC自動車組合は,自動車に関する様々な契約書や書類の雛形を無償で提供しています。
ADAC

 

車両税

ドイツ連邦大蔵省のサイトでは,車種を書き込んで車両税を計算することができます。
Bundesministerium der Finanzen

 

ドイツで自動車を売る

自分の自動車の価格査定

まずは,自分の車がいくらぐらいなのか査定しましょう。
https://www.dat.de/gebrauchtfahrzeugwerte.html#/start