gantry 1Joomla 4 は基本的には,Joomla 3よりも飛躍的に快適で使いやすいと思うけれども,テンプレートが少ない。シンプルで構わないので,カシオペア同様の安定性を持ったテンプレートを欲しいと思っても,無いに等しい状況に頭を悩ましていた。

一昨年,ページビルダー探しに長期間費やし,最終的に,Joomlart,JoomShaperに絞り込んだ後,さらに長期間かけて両方を比較した後,JoomShaper のSP Page Builderを使用している。当初は問題や不明な点が結構あったけれども,今更再び変更するのは大変なので,しばらく使い続けるつもり。
私の知識不足かもしれないけれど,完全互換のはずのJoomShaperのテンプレートで発生した問題がなかなか解決しないので,カシオペアを使用したページもいくつかある。

ここで本題。数日前に改めて探したら,Gantry が出て来た。Gantry は5年ほど前に使用していたので知っているんだけれども,正直言ってこれにはたまげた。

新しい FrameWork と謳っているけれども,素人目には,FrameWork,PageBuilder,Template などの中間に位置するようなデザインとコンフィグレーション。使い始めてまだほんの2日目。
私は最初は戸惑ったけれども,知識がある人ならばすぐに理解できるはず。

基本デザインを決める設定ページは3つ。グローバル設定ページ(Base Outline)とテーマのアウトライン(Default, Particles)に分かれ,どのページで決めた設定・レイアウトをInherit(受け継ぐ)するかしないかも自由に決められる(基本設定ではBase OutlineからInherit)。テーマのアウトライン(Default, Particles)はいくつでも複製できるので,多言語サイトも一発。トップ,サイド,フッターなどのグリッドの幅もそれぞれ簡単に調整できるので,言語によってメニュー幅が異なっても問題なく一貫性を図れる。

埋め込むモジュール機能や設定項目が,多くも少なくもなく,丁度良い数量なので,ひとつひとつの内容や多数からの選択に迷うこともない。
とにかく分かりやすく簡単なのに詳細設定可能で,サクサク。今のところ高速且つUndo(やり直し)もいくらでもできるのもうれしい。

設定ページをコンポーネントから開くのも意外だった。複数の基本設定ページを作成できるのかどうかは不明。

因みに本サイトでは,英語ページ,独語ページのランディングページをGantry (Particles) で作成してみました。

>> https://euro-japan.net/index.php/en/
>> https://euro-japan.net/index.php/de/

私のように,Joomla などのCMSを長年使用しているわりには,テンプレートを変更できるほどの知識も,デザインをゼロから創るセンスも持ち合わせていないWEB制作人にとっては,ちょうど良いハイクォーリティーと言える。

これで全て無料。
多少の金は払ってもいいと思っても,どのエクストラ機能から有償になるのか分からない。
今のところ,有料テンプレートなど購入不要だろうと考えている。
因みに Gantry 5 には,テンプレート Helix が付いている。

これまでは,自由度と多機能を備えたページビルダーをインストールしても,どこからどう始めていいかも,きれいなデザインを真似しようにも方法が分からない状況だった。
また,かと言って,多くの場合,テンプレートを使用すると,簡素すぎて物足りなかったり,テンプレート仕様に縛られてしまうことが多かった。
私のようなJoomla作り人が日本にどれほどいるか分からないけれども,ぜひこの新Gantryを多くの人に試して欲しいと思って急いで書いた次第。

>> Gantry 5

 

Comments powered by CComment